ホルモンのバランスが崩れると発生。アクネ菌が発色し、更に悪化
健康な皮膚の表面は、常に皮脂の膜で覆われています。皮脂は毛穴の内側にある皮脂腺から分泌されています。思春期になると、活発に分泌される成長ホルモンが皮脂腺を刺激するため、皮脂の分泌量が増加します。
それと同時に毛穴の角質細胞が増える(角化)ため、皮脂が毛穴から排出されにくくなります。こうして角質細胞や皮脂が毛穴に詰まることによってニキビができるのです。
最近増えている成人のニキビは、不規則な生活やストレスなどのためにホルモンのバランスが崩れることが原因だと考えられています。
症状その1 面皰(コメド)
毛穴に皮脂や角質が詰まって小さく盛り上がったものを面皰(コメド)といいます。毛穴が閉じている閉鎖面皰は白ニキビ、毛穴が開いている開放面皰は黒ニキビと呼ばれます。
症状その2 紅色丘疹
面皰(コメド)の中でアクネ菌が増殖して炎症を起こすと、毛穴の周りが赤く盛り上がった紅色丘疹(赤ニキビ)になります。症状その3 膿疱
炎症がさらに進行すると、化膿して膿疱になります。主に黄ニキビと言われているものです。膿疱を悪化させると、瘢痕や色素沈着が残ることがあります。
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